お問合せ

 072-288-1055
 072-287-1167
 メールはこちら

社会福祉法人コスモスがめざすもの

国民の権利としての、社会福祉の進歩を築きます。
社会福祉の公的責任と市民の共同性を追求します。

理事長のつぶやき

新たな20年を 共に歩むコスモスへ!

2017.11.10

 理事長机でパソコンをたどたどしく打っていて、ふと窓の外をみると、道を挟んだ向こうに昔からの工場が見えます。最近はあまり見かけなくなった、のこぎり屋根の工場からは毎日、朝の始業、お昼の休み、夕方の終業時間にサイレンの音が聞こえ、地域の暮らしにほのぼのとした空気を広げてくれています。

 そんないつもと変わらない工場も、よく見ると敷地内の建物がなくなったり、人の姿が少なくなったり、少しずつ時代の変化をしているようです。

 思い返すと私が「ほくぶ障害者作業所」に赴任した頃、長い苦労の末に共同のちからで生み出したばかりの認可施設だったこともあってか、若い力がみなぎり、ほのぼのとした空気が満ちていました。

 なかま(私たちは「利用者」のことを日常生活の中ではこう呼んでいます)が帰宅した後、職員室で食堂で事務室で今日のなかまの様子や明日の取り組みの工夫、将来の地域の夢を語り合う姿が見られました。

 こんな福祉職場の姿が徐々にではなく、急に変わってしまいました。2000年の介護保険法、2003年の支援費制度の導入が大きなきっかけでした。「措置から契約へ」「選べる福祉」「民間活力の導入」など耳あたりの良い言葉で実施してきた社会福祉の「利用制度」への転換は、なかまを「利用率」で換算し、職員をパソコンの前に縛りつけました。

 こんなことを書くと、ホームページを見てくださっているみなさんは、福祉の仕事には夢も希望もないのかと思われるかもしれませんが、ご安心ください。

 コスモスはもともと何もないところから、私たちの必要なものを生み出し制度にしてきた経験を持っています。利用者・家族・ボランティア・地域の方々が手をつなぐことを何よりも大切にしています。

 現場では職員が自ら「働きやすい職場にしよう」「働き続けられる職場をつくろう」と取り組んでいます。

 困難な中ですが、私たちはコスモスに繋がったあなたにもこの輪に加わっていただき、目の前の課題のひとつでも力を合わせて実現した喜びを共有できたらと願っています。

社会福祉法人コスモス

理事長 河野 直明