お問合せ

 072-288-1055
 072-287-1167
 メールはこちら

社会福祉法人コスモスがめざすもの

国民の権利としての、社会福祉の進歩を築きます。
社会福祉の公的責任と市民の共同性を追求します。

保育関連事業 新着情報

理事長のつぶやき

できることから始めよう!

2018.09.05

 福祉職場に人が来ないという問題は、全国的に深刻な問題となっています。

 政府も介護職場への外国人労働者の受け入れや保育士の処遇改善策などの手立てを打ちだしているのですが、もともと「きつい」「きたない」「給料やすい」の「3K職場」といわれる福祉の仕事に小泉内閣以上の「痛み」を強いる現政権の下では明るい見通しはなかなか持てません・・・

 などとつぶやこうと思っていたとき、お母さん方とお話をする機会がありました。お母さん方はコスモスの取り組みに対して信頼の思いを言ってくださったうえで、「もっともっと暮らしの場の充実をしてほしい」「なかま(コスモスでは作業所に通う障害を持つ人たちのことをともに働く「なかま」とよびます)の声を受け止められる職員の人数を増やしてほしい」とコスモスの実践をより良いものにしていくためのご意見をくださいました。

 これに対し、私は「福祉の仕事をしようとする人たちが不足している」「人とかかわることの苦手な人が増えている」とお答えしたところ、お母さんに やんわりと叱られました。

 「理事長、現場を見ていますか?子どもとのあそび、なかまへの声かけ、家族との対応、とても上手な若い人たちがコスモスにはたくさんいますよ」「人が来ないというけれど、コスモスの魅力をしっかり伝えてますか?」

 確かに、「困っていること」を改善するとき、社会に目を向けその原因に働きかけることはとても大切なことですが、そこにすべての責任を転嫁してはいないだろうか?いや、原因を見ようともしないで「国が悪い」「社会が悪い」と自己責任論の裏返しの発想になっていないだろうか?

 私たちの先輩は「地域の困りごと」を「行政が悪い」「制度が悪い」と切り捨てるのではなく、まず自ら行動し同じように困っている人たちと手をつなぐことから始め、行政とも手をつなぎ制度にしてきました。お母さんの優しい言葉は、コスモスには大切な心と有能な人材がいることに気づかせる厳しい一言でした。

 

社会福祉法人コスモス

理事長 河野 直明