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社会福祉法人コスモスがめざすもの

国民の権利としての、社会福祉の進歩を築きます。
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保育関連事業 新着情報

理事長のつぶやき

「天皇家」と「障害者」

2019.05.01

 

 この数日間、日本国中が「平成」から「令和」への改元のお祭り騒ぎ一色にみえる。

 大阪ミナミでは、観衆にはやし立てられ「道頓堀ダイブ」をする若者もいた。

 私自身、この間の平成の天皇の発言に「平和」への深い思いを感じていたので、「お疲れ様でした」との思いを新たにした程度であったが、ある番組でのキャスターの発言に「目からウロコ」がとれた。一言一句は正確ではないが「天皇家の人たちはかわいそうだ」「生まれた時から、住まいの自由も職業選択の自由も、投票の自由も恋愛の自由すらない」と言っていたように思う。

 ハッとした。それは私たちがいつも接している重い障害のある人たちも同じ境遇だからである。「障害」ゆえに住まいの自由が奪われ、投票の自由や恋愛の自由も制限されている。少し前には学びの権利も奪われていた。

 手厚く国費で守られている立場か自己責任で生きていかなければならない立場かは別にして、天皇家の人々と障害のある人々とは人として生きていくうえで、常に不自由が付きまとっている点では境遇が似ている。

 いや、根本的に違う境遇がひとつある。それは、私たちは自由に発言することができる。同じ境遇のものが集団となって声を上げていくことができる。その結果、戦争のない「平成」の時代に不就学をなくす、作業所をつくるなど制度を変えていく力を発揮してきた。

 

                      社会福祉法人コスモス   

                         理事長 河野 直明