2006年4月号
カトレア会
(変形性股関節症友の会)
支えあって病気を乗り越える力になる
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カトレア会は変形性股関節症の患者会で、1988年に結成されました。毎月1回の治療・リハビリについての情報交換や、医師・理学療法士のアドバイス、ストレッチなどの交流会、毎月第1土曜日の10時〜12時に水中歩行の教室をファインプラザで行っています。
変形性股関節症とは
変形性股関節症は、大たい骨の付け根の軟骨や骨、股関節が磨耗・変形して起こる病気です。歩いたり足を曲げ伸ばししたりする時に痛みが起こり、病気が進行すると痛みがひどくなり、股関節が開かなくなるという症状も現れ、歩行困難など日常生活に支障が出るようになります。治療には手術が有効だと言われています。
この病気は進行性であり、手術しても再手術が必要になったり、片側にしか症状が出てなくても反対側にも症状が出るということが多くあります。
活発な交流会
3月11日(土)の交流会の様子を取材してきました。午前中に手術を受けられた方の体験談、午後はフルート・尺八のコンサート、治療についての質問会が行われました。体験談や質問会ではたくさんの発言が交わされ活発な雰囲気でした。コンサートでは四季折々の歌をみんなで歌い、やすらかなひと時を過ごしました。この日が初めての参加という方もおられましたが、「手術を受けるか受けないかで悩んでいたけれど、受けた人からの実際の話を聞くことができて良かった。」とおっしゃっていました。
病気のつらさを分かちあえる
変形性股関節症は一生涯にわたってケアの必要な病気です。ケアの方法は患者さん一人ひとり違いますが、充分な情報の中から吟味し、選択できることがその人の生活の質を高めることになります。また、病気の辛さを同じ立場の人と分かちあえ、支えあえることも、病を乗り越える力になると思います。
もし、みなさんの身近にこの病気でお悩みの方がいらっしゃったら、声をかけてみてください。(取材・前田)
【連絡先】岩本(代表者) tel&fax 297・6534
(事務局)堺市新檜尾台3丁3番13棟102
tel&fax 297・6288
カトレア会の例会の様子
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2006年5月号
さかいヘルパー連絡会
心が躍れば身体も踊る!小さくても大きな役割を
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さかい福祉まつりのステージや堺まつりパレードにも参加して注目を集めている「ねたきりになら連さかい」には、徳島の本場や大阪市内からも応援が駆けつけてくれます。日頃は車椅子の生活の人も踊りの輪に入って、立ち上がって踊り出すなど、この取り組みが文字通り寝たきりにならないための大きなイベントとなっています。
この「ねたきりになら連さかい」の運営の中心が、「さかいヘルパー連絡会」の皆さんで、この取り組みには連絡会以外の多くの方がボランティアで参加してくれます。「心が躍れば!身体も踊る!」が合い言葉だそうです。
介護技術の向上めざし
このさかいヘルパー連絡会は2001年7月に、堺地域ケア研究会を母体にヘルパーのみの組織として発足しました。この研究会は医療や介護にかかわる保健師や看護師、医師などで構成されていましたが、前年に介護保険制度が始まったこともあり、ヘルパーの皆さんが集まって交流する必要が高まって作られたということです。
メンバーになっているヘルパーといっても、事業所の責任者クラスの人もいれば、サービス提供責任者になっている人、病院や老健施設で働いている人、居宅事業者の登録ヘルパーの人など様々です。でも、みんなで勉強会を開いたり、講習会を開いたりして立場は違っても同じヘルパーとして取り組む課題は多くなっています。最近の講習会では救命救急講習会(心肺蘇生法など、器機の使い方をマスターする)など定期的に開いています。介護技術の向上に取り組むことがこの会の大きな役割になっています。
連絡会の役員会で、この会に入って良かったことはとお聞きすると、皆さんから「情報の交換でプラスになる」「悩みを打ち明けることが出来る」「グチをいうだけでもすっきりした」など異口同音の声が飛び出しました。また、先の「ねたきりになら連さかい」の取り組みで、在宅で家にこもっている人を外にどうやって出てもらうか実践したことがヘルパーとして大いに役立ったといいます。
身分保障のない立場に
しかし、仕事が夜の7時か8時まで続くことが多く、家庭の主婦の人が多いだけに連絡会の会合を開くことも困難になっています。忙しくて会の組織化にまで手がまわらず、会員のメンバーが減る傾向になっていることが連絡会としての悩みです。
北欧ではヘルパーは公務員というのに、日本では収入の不安定さ、身分保障のない立場に置かれています。こんな中で、さかいヘルパー連絡会は小さい組織だけど、その担っている役割は大きなものがあるように思えてきました。(取材 谷川)
【連絡先】電話・FAX265・1994(津田)
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| 例会での話し合い |
福祉まつりに出演 |
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2006年6月号
堺市美原断酒会
アルコール依存症からの回復をめざし
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断酒会とは
アルコール依存症は正しく理解されておらず、まだまだ『意思が弱い、ぐうたらな人がなる病気』と思われてます。当事者は周囲からの偏見に苦しんでいます。飲酒にブレーキがかからなくなった時の、心の動きやとりまく環境がどうであったかを、当事者は体験談で訴えています。
このような依存症からの回復をめざして、「断酒会」を結成しその体験談を講演する当事者活動が広がっています。日本の禁酒運動も歴史は古く、明治20年に京都で反省会が結成され、31年に「全日本断酒連盟」が結成されました。全国に広がって、支部も出来て偏見に対する啓発活動、地域の学校・団体で話をする活動も行っています。
大阪方式=地域に根ざした断酒会
断酒会の活動の原点として、各地域の支部ごとに週一回の「例会」があります。断酒会は、酒害者のための自助集団であると同時に、市民活動団体です。飲酒で仕事・家族を失った経験をもつ会員、専門病院で自助グループでの治療を勧められた方、家族の方、受け止めきれない自分と現実に苦しむ方が集います。会員同士で体験談を話し、断酒の継続をしっかり評価して表彰も行っています。共感しながら飲酒を乗り越える大切な機会であり、例会では「飲酒時の体験談を話し、周りは意見や注釈をいれず言いっぱなし、聞きっぱなし」「参加可能な家族も同席OK」「入院治療中の人も参加OK」であり、安心して参加でき、「一日断酒・例会出席」を合言葉になっています。
大阪府断酒会は「1保健所に1断酒会」をめざして行政と医療との協同関係を堅持しているとして、全国をリードしています。堺の断酒会は、昭和45年に結成され、各地域の保健センターごとに支部が立ち上がっていて地域の会員仲間同士強いつながりがあります。
早期発見・早期介入病気の回復を
アルコール依存症はお酒を飲んで暴れる人というイメージが出来上がっています。そのため、俺はそこまでいっていない、夫は暴れないから違うと思ってしまうことで、早期発見・早期介入が遅れて、重症の状態になり、本人の回復に向かうパワーは少なくなってしまうといいます。
断酒することで、「再度飲酒をせず断酒状態を続け、お酒のない状態で物を考えて人と話が出来ること」・「社会復帰」・「健康回復」・「仕事復帰」等その人によってめざす回復の状態は、さまざまです。それをめざしていく当事者を、周りの人たちが理解し、支えていくことが必要であり、そのことで本当に病気を回復させていけるのです。
周りの人たちも、早期発見を心がけ、依存症への知識をもっともっていくことが必要です。 (取材・西村)
【連絡先】最寄の保健センターまたは堺市断酒連合会
?238・6722 古田忠
【例会】堺市美原断酒会は、毎週水曜日18時40分から保健センターの一室を借りて行われている。
例会で真剣に経験談を出し合います
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2006年7月号
ボランティア・カーペンタークラブ
第二の人生を楽しく、誰かのお役に立ちたい
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ちょっと直したいけれどけど自分では難しい時に
「ボランティア・カーペンタークラブ」は泉北地域を中心に、和泉市、狭山市で活動している団体です。高齢者や障害者、自分で出来ない方を対象に、網戸の張替えや蛇口のパッキン交換など簡単な修理、棚の取り付けなどのちょっとした改修といった日常生活の「ちょっと直したいんだけど、自分では難しい」という工事を行ってくれます。コミュニティ紙に紹介され、依頼が殺到しています。
第一線を退いてから費用は千円+材料費
メンバーは常時活動されている方で12〜13名、建築や電気関係の工事の仕事を経験された方が第一線を退いてから多く参加されています。依頼は平均して月に30件、依頼があるとまず下見に行き、依頼者と相談して見積もりを出してから工事にかかります。費用は依頼1件につき1000円と、材料費となります。個人の生活に触れることなので、信頼関係作りが一番大切です。
活動して身につけていくこと自体楽しい
6月27日に取材を行いました。障害者のグループホームの居室に防音シートを敷く工事でした。手際よく緻密な作業で、1時間ほどで完了しました。その時来られていたメンバーの方にお話を伺いました。Nさんはずっとしてこられた日曜大工の技術を生かして参加されています。「学ぶことは山のようにあるけど、活動して身につけていくこと自体が楽しい」とにこやかに答えてくれました。Fさんは家具職人一筋50年、その技術の一つ一つが作業に生きていくことを誇りにされています。
揺らぎ無い技術、信頼関係作りが必要なこの活動ですが、続けるコツは「楽しむこと」。今後は謝礼も出せて、活動後にちょっと一杯 ・ ・ ・という楽しみを作れたらなぁ、ということです。(取材・前田)
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| グループホームの床の張り替え |
すてきな床に出来上がり |
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2006年8月号
堺エスペラント会
諸民族が平和で自由に
コミュニケーションできるように
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エスペラント語って御存知ですか? 私はエスペラントという言葉は聞いた事があるものの、その内容は全く知りませんでした。堺でも活動されているという事を知り今回取材の機会があって、堺エスペラント会の会合にお邪魔しました。
創案された国際語
エスペラント語というのは1887年にポーランドのザメンホフ博士が考案したことばです。諸民族が平和に、自由にコミュニケーションできるようにとの 願いを込めて、創案された国際語です。国際共通語エスペラントは特定の国や地域のことばではなく、言語や文化の異なる人々をつなぐ地球規模のネットワークです。
日本でも全国各地のエスペラント会や学習サークルで講習会が行われています。世界中にもいろんな団体が活動を行っています。来年2007年には横浜で第92回世界エスペラント大会が開催される予定です。
簡単で覚えやすい
エスペラント語の特徴は、発音や文法にも例外がなくて覚えやすいなど他の外国語よりも学ぶのが簡単、世界の人々をつなぐ地球規模のネットワークがある、言語的に平等などたくさんあります。サークルや本で学ぶ他に通信講座もあり、インターネットでも学ぶことが出来ます。また、エスペラント語を学ぶことでいろんな国の人々と交流が出来る機会も増えます。国際共通語ですから他の言語と違っていろんな国の人たちと同じ言語で交流できるのです。何ヶ国語も勉強する必要はありません。
明るく親しみやすい
堺エスペラント会は30年以上前から活動しており、現在9人が在籍しています。エスペラント語を学ぶというと難しく考えがちですが、この会はとても明るく楽しそうで親しみやすい、初めての人でも緊張することなく楽しめる素敵な集まりです。エスペラント語に興味の有る方はぜひ一度見学してみてはいかがでしょうか。(取材 奥田)
●エスペラント語の1例●
Saluton!(サルートン)朝、昼、晩いつでも使える軽いあいさつ。
Bonan tagon.(ボーナン ターゴン)「こんにちは」というもう一つの言い方。
「ありがとう」はdankon.(ダンコン)
【連絡先】かまちふみこさん
【TEL】072-241-5202
【Mail】BXL00451@nifty.com
【例 会】毎週木曜日午後7時から8時半まで 堺総福祉会館2階市民活動サポートセンター
【費 用】無料(ただし、教科書代1,000円程 度は必要です)

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2006年9月号
堺失語症友の会「もず」
失語症の方やその家族に元気をもたらしたい!
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失語症とは
脳梗塞や脳出血などにより、左脳の言語領域が冒されたときに起こる障がいです。具体的にはことばの側面である『読む』『書く』『聞く』『話す』がうまく使いこなせなくなり、また計算能力の低下も見られます。ある日突然このような障がいを背負った本人・家族は戸惑い、大きな不安と絶望感に打ちのめされます。
「もず」の活動
そんな方々を元気付けることを「もず」は目指しています。堺市と近隣の失語症の方、家族、ボランティアによって運営し、「仲間をつくる」「情報を交換する」場として活動を続けてきました。話したいという気持ちを尊重し、出来るだけ声を出せるような手助けをしながら過ごしています。
話して分かりづらいときには紙に書き出したり、絵を使ったりして伝えます。不思議なことに、ひらがなよりも漢字の方が分かりやすいようです。文字の形で意味を捉えやすいからではないかとおっしゃっていました。
目指すは!!
「もず」ではこれからの自分の予定を話したり、レクレーションをしたり、お茶を飲んだりと、皆がわきあいあいと楽しい時間を過ごしています。
失語症はまだまだ理解されていない障がいであり偏見も多く、当事者はもちろんその家族も家に閉じこもりがちになってしまいます。
そこで、ボランティアさんたちは自分自身も家族に失語症の方を抱え、多くの悩みやつらさを乗り越えて来た経験を生かし、「家族ともども元気になってもらいたい。」と願いながら同じ苦しみを持つ方々と気持ちを分かち合い、支え合うことで再び笑顔をもたらしています。
◇ ◇ ◇
今回の取材で初めて失語症について詳しく知り、伝えたい気持ちを伝えられないつらさは図り得ないものだと感じました。「もず」のような活動を通して、失語症についての正しい知識や理解が広まって欲しいと思います。(取材:結いの里 杉谷)
【連絡先】Tel&Fax:072-286-3459(桝田)
【例 会】毎月第3水曜日午前10時~12時
堺市立泉ヶ丘市民センター内 障害者集会所
Tel:072-294-0120 泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅すぐ
【費 用】1回:200円(お茶、おやつ代)
年間:1200円(「もずの会通信」送料)
★会話を助けるボランティアも募集しています。

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