障害者福祉事業 新着情報

かたくらの避難訓練から

2020-07-11

 6月30日(火)ふれあいの里かたくらで避難訓練を行いました。

 新型コロナ感染症の予防も考え、今回はみんなで屋外へ避難はせず、日中に大きな地震がきたら、一番初めにどこでどんな行動をとるべきか、やってみました。

 それから、報告の練習も。緊急時には災害用伝言ダイヤルにメッセージを残すことが考えられます。

 非常ベルが鳴り響くと、机の下に隠れた人もいれば、非常ベルが怖いけれど少しずつ慣れようと練習する人、様々に真剣に取り組んでいました。

 報告が終わって、訓練完了。その後は「今日の避難訓練の振り返り」「各部屋・周辺の危険箇所と改善方法」「一晩施設に泊まったときに必要なもの」について班で考えました。

 かたくららしく、体温の調節が必要な仲間がいるので部屋の温度調節できる工夫がいる、床には座りにくい仲間がいるので椅子は絶対必要などなど、たくさん意見が出ていました。

 なかには避難訓練はやっぱりきちんと移動して避難するほうがいい!とか非常食も食べる練習がしたい、という声もありました。

 確かに今回はコロナの影響でいつもの避難訓練と違い、わかりにくかったかもしれません。食べなれない非常食にも慣れておく必要もありますね。

 後日、ご家族が「時折している避難訓練が身についていて、以前地震があったときもテーブルの下にさっと隠れてくれました。『危ない』といっただけでそういう動きがとれたことがスゴイ。」と連絡帳に書いてくださいました。嬉しい報告です。次回はもっと身につく具体的な訓練を、と思います。

 7月10日は堺大空襲のあった日。仲間の避難訓練は自然災害はもちろんのこと、けっして戦争や空襲で役立つことのないように、と願います。

 全国的な大雨被害の報道を毎日目にします。今回の大雨の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

 また私たちと同じような施設に通う仲間たちののことも応援していきます。