２０２６年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日頃より社会福祉法人コスモスの運営に対しご支援を賜り心より御礼申し上げます。

　２０２５年度は、第2次コスモスプラン（2021年～2030年）の中間年で、前期5カ年の振り返りを行い、到達と課題を確認しました。5年前と比較しますと外部環境の変化として①急速な超少子高齢社会の一層の進行②社会福祉サービスの増加、多様な運営主体の増加③労働者人口の減少等による福祉人材の減少などが顕著となり、内部環境の変化としては利用者・家族の高齢化、多様なニーズへの対応・緊急性の高い世帯支援の増加が加速度的に進み計画の推進に向け必要な見直しも行いました。

　こうした状況への対応策として、コスモスだけで解決できるものではなく、当然、国の予算措置の裏付けが重要となります。物価高騰対策や最低賃金保障など、事業を守る対策をとってこそ福祉・介護が充実し安心できるくらしの存続が可能となるでしょう。社会保障費を抑制し戦争の準備に充てているとしか思えない予算に対し、平和であってこそ福祉が発展充実するという声を現場の実態を通してもっと届けていかねばと改めて思うところです。

　これまでコスモスが実践してきた、利用者・家族・職員とのコミュニケーションを大切にし、法人理念を未来に継承できるよう職場での学習を進め、共に考え共に行動することを大切に職員一同取り組んでまいります。

結びに、本年がみなさまにとって良い一年でありますように心より祈念致します。